全国守る会支部活動活性化支援事業報告

全国守る会と東京都守る会のご支援により、地域の皆様のご協力を得て、重症者本人も参加した避難訓練を実施し、災害対策を検証する機会を設けました。

※ 医療的ケア児等避難シミュレーションの動画と資料の配信・ダウンロードは下記よりお問い合わせください。(2023/3/29更新)

令和3年度に実施した事業のため、状況に変化があることをご承知おきください。

自宅から避難を開始
避難所でのケア

【1】医療的ケア児等の避難シミュレーション
テーマ「 医療的ケア児等の災害対策を考える」
~在宅人工呼吸器使用者のための災害時個別支援計画に基づく避難訓練~
日時: 令和 3 年 10 月 20 日(水)10:00~16:00
会場:小平市健康福祉事務センター
参加者:26 名

【2】学習会 ※オンライン開催
テーマ「医療的ケア児等の災害対策を考える」
コーディネーター:㈱フローレンス訪問看護ステーションくれよん
管理者・看護師 吉澤 奈津実氏
日時:令和 3 年 11 月 23 日(火・祝 ) 10:30~12:00
参加者:41 名

“医療的ケア児等の災害対策を考える”をテーマに震度6強の地震発生を想定し、医療的ケア者が自宅から避難所へ向かう『避難シミュレーション 』を実施 しました 。その結果を基に、東京都多摩小平保健所 、小平市、訪問看護ステ
ーションほか関係機関と検証。「避難する際の人手が足りない」「医療的ケア児等が安全に滞在できる避難所の環境整備」「電源の確保が保障されていない」「災害対策コーディネーターがいない」「地域で防災を考える機会が少ない」等の課題が見えてきました。
そして、解決策を見い出す 取り組みとして『学習会』を開催。参加者の皆様に『避難 シミュレーション 』の記録映像を視聴していただき、テーマに沿って一緒に考える機会となりました。
吉澤氏からは、訪問看護ステーションでの災害時対策についてお話しをいただき、 「“自分自身で災害に備える”ことの必要性を認識すること」と、意義深いご助言をいただきました。今回の取り組みが、防災意識の向上と災害時支援のネットワー ク づくりのきっかけとなり、重症心身障害児者のいのちを守る迅速かつ実効性ある 災害支援に繋がるよう、これからも地域での活動に努めてまいります。