ごあいさつ
日ごろより、当会へのご理解とご支援を賜り心より厚く御礼申しあげます。
昨年は、会場にて会員の方々とともに定期総会を開催し、東京都支部事業も活発に行うことができました。
新型コロナウィルス感染症による施設の面会制限が緩やかになり、制限がある施設が未だあるものの、コロナ禍以前の状態に戻りつつあります。子どもと過ごす時間は、親や家族・第三者後見人にとって互いを確認し、絆を深める大切なひと時でもあり濃密な時間を過ごしています。施設分会および入所施設家族会においては、施設との関係性を深める活動を行っており、施設運営の一助となっている様子を伺い安堵しております。
地域分会では、それぞれの分会の特色を生かした活動が展開され、会員だけでなく地域行政や関係機関にも働きかけ、地域生活を豊かにしたいという意思を感じました。
在宅・入所にかかわらず、医療機関や福祉関係の皆様には、生活を支えてくださっていることに会員一同深く感謝しております。
昨年は、全国重症心身障害児(者)を守る会創立60周年記念大会が開催され、92名の会員が運営に協力しました。記念大会に初参加の若い会員からは守る会の歴史とともに、その存在意義の大きさを感じたとの感想がありました。関東・甲信越ブロック大会は、5年ぶりに宿泊を伴う大会となり他県支部の会員の方々との情報交換や交流が密にできたことが一つの成果にもなりました。
昨年度も、子どもたちの福祉の向上を目指し、また、会員の悩みや困りごとが少しでも解消されるように活動をしてまいりましたが、会員・子どもの高齢化の問題や在宅会員の割合の減少等、個人で解決できないことも多く、その課題は山積しています。
東京都支部は、今年度も、会員同士の絆を深め、会の三原則である〈最も弱いものをひとりももれなく守る〉を常に念頭に置いて活動してまいりたいと思います。“心のつながり”を大切にし、会員の皆様とともに心ひとつにして歩む東京都支部でありたいと思っております。
当会を見守り支えてくださっている皆様に心から感謝いたします。今年度も引き続きご支援ご指導を賜りますようお願い申しあげます。
令和7年4月11日記
東京都重症心身障害児(者)を守る会
会長 安部井 聖子
〈会員数:正会員573名・準会員10名(入所51.6%・在宅48.4%)4/1現在〉